ロビンの部下 托鉢(たくはつ)の修道士カーテル 先の見えぬ生活に不安を抱かず、皆がわきあいあい としていられたのも 神の僕たる彼の存在によるところが大きい。 皆で炎を囲み食べる食事の前には必ず、彼の祈りがある。 静んとした森に響く、聴く者全てを魅了するかと思われる美しき声。 「主、願わくはわれらを祝し、 また、主の御恵みによりてわれらの食せんとするこの賜物を祝し給え。」 閉じる